南半球でのPole Master導入記

QHYCCD社から発売されているPole Master電子極軸望遠鏡を導入しました。4-5年前から発売されていますが、先行で導入したガイドシステムもうまく動作せずシステム全体として停滞していましたが、重い腰を上げる機会にしようと導入しました。また、毎回光学式の極軸望遠鏡は完全に極軸を捉えている自信も少なく星雲などの天体を狙うに当たりいい機会となりました。

同梱物は、本体のCCDユニット・USBケーブル・ソフトウエア・取り扱い説明書です。まずは、赤道儀への取り付けです。治具が赤道儀のモデルごとに違うので確認して購入してください。通常、取り付けの際北半球では正面から見て左側にケーブルが出るように取り付けますが、南半球では右側に出るように取り付けます。

USBケーブルをPCに接続し、ソフトを起動させます。

上のバーの接続をクリックすると、まずこの画面が出てきます。

露出およびGainを設定することで、画面に表示される星の輝度を調整します。調整できたら設定完了ボタンをクリック!この時、南天を選択することを忘れないでください。

光学式の時同様にはちぶんぎ座の台形を画面内に導入します。上記図はすでに導入済みの状態です。σ Octをダブルクリックと出てきますが、はちぶんぎ座のシグマ星を選択です。上記図では、短辺の下側がσ星になるのでダブルクリック!

すると、はちぶんぎ座と同じようなパターンが出現しますので右側のスケールで回転させて4つの星をパターンに一致させるように動かします。

台形以外にも二つ円パターンが出てきますので、その中の星と台形パターンの星をバランスよく円内に導入して完了ボタン。

次に基準星を3つ決めていきます。中央に近すぎない星がいいようですが、遠すぎてもこの後回転させたりするのでほどほどがいいと思います。

基準星をダブルクリックすると、回転の指示が出ます。ちなみに赤道儀を時計回りに回すと画面上反時計回りになったので、画面上合わせるのがいいのか検証しきれませんでした。(赤道儀を反時計、画面上時計回り)

基準星を同様の手順で3つ設定後、緑の円が出現します。赤道儀を回転させると設定した星が円周上回転すれば中心軸が検出できています。別の中心軸が設定されている場合は、円周上に周りません。

再びσOctを導入する指示が出ますので、先ほどと同様に処理します。この時、赤道儀の上下左右をネジを緩めるなどして微調整を行い導入していきます。

さらにσOctをダブルクリックする指示が出てきます。

一番初めに設定した同じパターンが出現します。同様に回転させ星がバランスよく導入できたら完了。

いよいよ最終段階です。回転軸と極軸を微調整して合わせていきます。赤道儀のネジを緩めて赤い印と緑の印が合わさるように調整です。画面上には赤の印のみですが、緑はスクロールして画面の下にあります。

まだずれていますが、ふたつの印を合わせてモニター開始ボタンを押すと完了です。

天体望遠鏡がオーバーホール中なので、望遠レンズで星雲を狙ってみました。あまりうまく使えなかったガイドシステムも動いているっぽいですが、まだもう少し使いこなしていく必要がありますね。

所有のシステムは安価な物ですが、撮影環境はいいのでこれから数ヶ月色々試してみようと思います。

もう少し詳しい情報はこちら から

QHYCCD(英語)

国内の天文ショップでも取り扱いされています。

中腰で覗き込む姿勢が無くなったので、凄く楽になりましたがPCの画面を見ていると暗順応するのに時間が掛かってしまいますね。